WHO世界保健機関のテドロス・アダノム事務局長は、「今年世界を席巻した新型コロナウイルスのパンデミックは、世界最後のパンデミックとはならないだろう」と警告しました。
ファールス通信によりますと、アダノム事務局長は26日土曜、WHOが発表した音声メッセージの中で、「新型コロナウイルス感染症が私たちにとっては全く正体不明で、過去12か月で世界が完全に変貌してしまった、とは言い難い」と述べました。
そして、「これは想定外の事柄ではない。というのも、何年も前から多くの報告、調査、警告があり、それらはいずれも、世界がどのようなパンデミックにも対処する備えがないことを口を揃えて語っていたからだ」と述べました。
一方で、英国を起源とする新型コロナウイルスの変異種により、ヨーロッパでは懸念が高まっています。
元株よりもはるかに高い感染力を持つ新型コロナウイルスの変異種は、中国とブラジルを含めたほとんどのヨーロッパ諸国が、英国からの到着便を停止させるという事態を引き起こしています。
最新の統計によりますと、これまでに世界中で8071万8000人以上がコロナウイルスに感染しており、さらに176万4000人がこのウイルスで死亡しています。
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